カレンダーアプリの”fantastical”を使い始めて約2か月ほど経ったので、感想を書き留めておこうと思います。
筆者は、”FirstSeed Calendar”や”ticktick”(カレンダーなのか?)等を使っていて、感じていた不便さを”fantastical”でほとんど全て解消できました。
オススメです。
スケジューラーに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
アプリの概要
ざっくり言いますと、サブスク課金すると真価を発揮するカレンダーアプリ。
Flexbitsというアメリカの会社が作成しているようです。
契約してしまえば、iPad、Mac、Android、Windows…どのプラットフォームでも使えるようになります。
はっきり言って高額です。
しかし、これでもかと言わんばかりに機能が搭載されており、また、UIが秀一です。
なお、私はMacOSで「parallels」というソフトを使っているのですが、毎年2月ごろのキャンペーンプランで1年間fantasticalが無料だったので契約してみました。(1Passwordも1年間セットだったので試してみました。)
公式ページ
https://flexibits.com/jp/fantastical
ざっくり特徴紹介(サブスク契約の機能)
各種カレンダーアカウントの連携
もちろんiCloudやGoogle等と連携できます。(むしろできないと…)
iCloudを用いたfantastical連携
連携したカレンダーをfantasticalのデータとして扱うことができます。
これによって、fantastical独自の細かな設定が可能になります。(詳細は後述します。)
リマインダーアプリ連携
スケジュールだけじゃなくて、リマインダーも表示できます。
カレンダーに天気表示
カレンダー上に1週間分の天気予報を表示できます。
天気予報は”AccuWeather”というアメリカの会社から提供されるものです。
ウィジェット対応
スケジュールも天気も表示できます。
iPadに至ってはもはやアプリを開かなくても十分な情報量です。
予定・タスク等を追加できるボタンもあります。
Apple Watch対応
スケジュール(5日間の天気付き)やリマインダーを表示できます。
AI入力機能
例えば、”1200-1300 横浜でスタッフランチ”と打ち込むと勝手に時刻・場所・内容が入力されます。
良いところ
個々の予定の色を変えたり非表示にできる。
多くのカレンダーアプリでできる色の変更は、カレンダー毎だと思います。
例えば、iCloudで作成した”Work”というカレンダーの色を設定すると、”Work”内全ての色が変わるという具合です。また、表示・非常時もカレンダー毎が通常かと思います。(これまで愛用していた”FirstSeed Calendar”というアプリ等)
しかし、fantasticalは個々のスケジュールに対して色を変えたり非表示にしたり、「アプリ側の表示」を変えれるのです。
「アプリ側の表示」というのが重要で例えば共有カレンダーの予定を非表示にしたり、色を変えたりしても元々のiCloudやGmailのものは弄らずに、fantasticalの表示のみ変わります。
筆者は妻が3交代制の勤務のため、勤務表やスケジュールをクラウドで共有しているのですが、カレンダーは1つです。
子育ての都合などでカレンダーは良く見るのですが、一色だと閲覧性がよろしく無い。
日勤の日を赤、夜勤の日を緑、休みの日は非表示、その他予定は灰色など、毎月シフトが入力されたときにカスタマイズしています。
私のfantastical側の表示がカスタマイズされるだけで、妻のデータは一切弄らずに済むのです。
カレンダーセットが作成可能
カレンダーセットとは、例えば仕事用だと、iCloudの◯◯プロジェクト+別のカレンダー+また別のカレンダーといった組み合わせを予め作成しておき、切り替えられるようにしておくものです。
仕事用・個別プロジェクト用・妻のシフト・自分のプライベート等、複数の作成が可能です。
切り替えの際に再読み込み等もなくスムーズで、切り替えのストレスが無いのも良いですね。
非常に便利です。
なお、”FirstSeed Calendar”もカレンダーセット機能もありましたが、切り替えの度に再読み込みするので切り替えるのが少し億劫でした。
天気の表示あり
仕事で現場に出る時、出かける時などは、スケジュールを見る→空き日程を確認→天気予報を確認→ちょくちょく天気予報とスケジュールをチェック、っという流れの作業を繰り返していました。
カレンダーに天気予報が表示されていると手間が短縮されました。
凄まじい時短です。whetherNewsのアプリを殆ど開かなくなりました。
ウィジェット対応
スケジュール・タスク・天気が表示でき、しかもカレンダーセットの指定が可能です。
これにより、集中モードでプライベートと仕事用のホーム画面、それぞれで表示するカレンダーセットを変えておけます。
iPadだとかなりの情報量を表示できるので、もはやアプリを開かなくてもなんとかなります。
さらに、プラスボタンがウィジェット上に表示されているのですが、クイックアクションが指定できます。
これが結構便利で、電話しながらスケジュールを追加する際は重宝します。
Apple Watchでもしっかりとした情報量
スケジュール・タスクはもちろん、一週間分の天気予報まで表示できます。
純正の天気アプリだと翌日までしか天気表示できないので、一週間分は地味に有難いです。
っというか、予定の確認より天気チェックで開くことの方が多いです(汗
AI入力機能のお手軽さ
例えば、左手で電話を持っていると右手しか空いていない状態となりますが、話の流れで予定を調整することになったとしましょう。
Fantasticalを使うまでは、一旦メモを取って電話が終わった後に予定を入力していました。
しかし、時刻と簡単な予定くらいなら、案外右手だけで入力できるので、電話が終わったときには入力が済んでいる状態になるようになりました。
細かい内容は補足する必要があるものの、これは楽で良いですね。
大変気に入っています。
端末ごとにインタフェースが最適化されている
例えば、iPhoneだと片手の上下スワイプで簡単にリマインダー→週→月→日中 っという具合で切り替えられます。
iPadやMacでは広い画面を活かして、週間予定で一週間分の日中のタイムラインを表示できます。
天気が同時に確認できることが組み合わさって、スケジュールの見える化が容易です。
正直、iPadやMacはよくあるパターンかと思うのですが、iPhoneのインターフェースは神がかっていると思います。
予定を見るのが楽しくて、fantasticalを巡回するほどです(笑
サブスク契約すればどの端末でも使用可能
買い切りのカレンダーアプリって、ユニバーサル対応していないと、iPhoneやiPad、Macっと買い揃えると結構高額になるんですよね。
Fantasticalは年額にすると5,000円ほどかかってしましますが、1つの契約で全て使えるのは大きいと感じます。
特に、Macのアプリって高額で…
悪いところ(改善してほしいところ)
祝日を着色してほしい
日本のカレンダーくらいのローカルな表記なので、おそらく対応してくれないと思いますが、昭和生まれの筆者は土曜が青、祝祭日が赤だとすごくわかりやすいです(笑
”FirstSeed Calendar”は対応しているので、この辺は見やすいんですよね。
お知らせの一括OKボタンがほしい
共有カレンダーを他者が更新したときに、内容が通知に表示されるのですが、現状ひとつひとつOKをタップするしかありません。
筆者は妻が勤務のシフトを入れたりするので、大量に溜まります。
メールアプリの”Spark”の一括既読のような感じで処理したいなぁ…。
リマインダーのインデントに非対応
私はタスク管理をする際、例えば〇〇方針決定資料作成といったタスクの場合、ひとまず道筋をつけるために子タスクに△△さんに確認する・××資料を収集するといった、小タスクを羅列し純正リマインダーアプリのインデントを使って親タスクに小タスクを入れ込んで行動を管理しています。
Fantasticalでタスクが確認できるお陰で、チラチラと目に入るのでタスクを忘れることはありませんが、考えを整理する段階で純正リマインダーを使っています。
Fantasticalで純正リマインダーと同等の表記ができたら最高なんだけどな…
まとめ
Fantasticalは高額ですが、お値段相当の機能と面白さがあってオススメできるアプリです。
インターフェースとカスタマイズ性の高さから、まるで手帳を作っているような感覚になります。
スケジューラーに迷っている方が居ましたら、無料期間も2週間と長いので試してみるよ良いのではっと思います。
私はこのまま使い続けようと思っています。
長くなりましたが、読んでくださった方、ありがとうございました。
参考になれば幸いです。