こんにちは、 ”とむ(@tomu_apps)” と申します。
みなさんはスマートウォッチ、使っていますか?
私はiPhoneユーザーなので普段はApple Watch SEを使っていて、スマホの通知の閲覧、健康の情報が記録できて便利です。
特に、スマホの通知閲覧は便利です。
私の子供は保育園と小学校低学年、いつ何時連絡が来るか分からないので、以前は肌身離さずかつスマホの通知を見逃さように気を遣っていました。
しかし、スマートウォッチを導入してからはスマホをカバンに入れても、デスクワークの際はテーブルに置いても、通知を見逃さないので気持ちが楽になりました。
今回紹介するスマートウォッチ”FOSMET QS40”は、そんなApple Watchユーザーの私が本製品のWEBを見て「コスパ凄くないか?実際のところどうなの?」という好奇心を持ち、”FOSMET Japan”様より製品提供を受けて試用したレビューとなります。
結果として、「ライトユーザーやスマートウォッチ入門者、あと、Apple Watchで充電管理に挫折した層」にかなりオススメできるのではっと結論に至りました。
この辺についてApple Watch SE(第1世代)と比較しながら詳しく紹介・レビューしていきます。
販売元について
“FOSMET QS40”を手がける“FOSMET(正式名称:Shenzhen FOSMET Technology Co., Ltd.)”は、2015年に中国広東省深圳市で設立されており、スマートウォッチの開発・販売を手がける企業です。
日本での販売は”FOSMET(フォスメット) Japan”が行っています。
公式ページやAmazonで競合他社と比較すると”ビジネスでも使える高級感のあるデザインが特徴のスマートウォッチを高コスパで販売”が特徴で、概ね好評なレビューが多いです。
製品概要
本製品は優れたコストパフォーマンスとクラシカルでフォーマルなデザイン、十分な機能が特徴です。
下記では参考までに”Apple Watch SE 第1世代”と比較していますが、価格が半値以下なのにも関わらず有機ELでしかも常時表示あり、バッテリーが長時間継続と優っている部分すらあります。(詳細は後述します)
価格面や、フォーマルなデザインといった特徴もあり、単なる廉価版の製品ではなくApple Watchでは満たせないニーズにも対応できる製品と言えます。
FOSMET QS40とApple Watch SE(第1世代)の比較
私が現在使用しているスマートウォッチはApple Watch SEです。
Apple Watchの中ではかなり安価な部類ですので比較対象としました。
スペック項目 | FOSMET QS40 | Apple Watch SE 第1世代 |
---|---|---|
価格(税込) | 9,890円(定価) | 20,000円〜(中古) |
画面サイズ | 1.41インチ | 1.51インチ相当(換算) |
ディスプレイ | AMOLED(有機EL・常時表示あり) | LTPO OLED Retina(有機EL) |
商品重量 | 36g | 36.4g |
製品サイズ | 10 x 8 x 10 cm | 4.4 x 3.8 x 1.1 cm |
バッテリー | 5〜6日(常時表示2〜3日) | 18時間 |
対応機種 | iOS 9.0以上 / Android 4.4以上 | iOS 14以上 |
運動モード | 100+ | 多数 |
活動量計 | あり | あり |
Bluetooth | 5.3 | 5.0 |
通話・通知機能 | あり | あり |
防水 | IP68 | 50m防水 |
その他 | Apple Pay・Wifi・転倒検知 |
パッケージ
下記の内容が同梱されています。
- QS40(スマートウォッチ本体)
- 金属製ベルト
- シリコンベルト
- 金属ベルト調整器具
- 説明書(日本語)
- 保証書(登録後2年保証)
製品特徴
クラシックな外観とフォーマルなデザイン
FOSMET QS40は、クラシックな時計デザインを採用しており、特にビジネスシーンやフォーマルな場面でも違和感なく使用できる点が大きな特徴です。
本体のシンプルで美しいデザインに加え、付属のステンレススチールのバンドも高級感を演出し、伝統的なアナログ時計の美しさを持っています。
多機能で健康管理が可能
FOSMET QS40は、100以上の運動モード、心拍数モニタリング、血中酸素レベル測定、ストレスレベル計測など、多彩な健康管理機能を搭載しています。
これにより、ユーザーは自分の健康状態の把握が容易にできるようになります。
特筆すべきは、血中酸素レベルの測定でだと思います。
Apple Watchだと Series 9 や Ultra 2 といった約6万円以上の機種しか搭載されていませんが、1万円を切る”QS40″で血中酸素レベルが測定できるのは驚きです。
視認性の高いディスプレイと常時表示ディスプレイ
FOSMET QS40はAMOLED(有機EL)ディスプレイにより、常時表示機能を可能にしています。
この機能のおかげで、会議中や運転中など、手首を動かしにくい状況でも時間を確認できるのではと思います。
また、AMOLEDディスプレイは有機ELです。
つまり、高解像度で鮮明、なおかつ視野角に優れていることから高い視認性が期待できます。
優れた防水性能
FOSMET QS40はIP68の防水性能を持っています。
“IP◯◯”という表記は国際電気標準会議(IEC)が定めている規格で、”IP68″の”6″は防塵性能、”8″は防水性能であり、共にこの規格の最大レベルです。
具体的には「内部に粉塵が入らない、継続的に水没しても内部に浸水しない」ということを示しています。
このような性能を有しているので、雨の日や汗をかく運動中、さらにはプールでの使用も問題なく、日常のあらゆるシーンで安心して使用できます。
長いバッテリー性能
FOSMET QS40は、一度の充電で最大7日間、常時表示でも最大3日使用できるバッテリー性能です。
このバッテリー性能により、頻繁に充電する手間を省き、常に安心して使い続けることができます。
長期間の旅行やアウトドア活動でもバッテリー切れを心配することなく気楽ですね。
QS40 レビュー(長所)
ここからが実際に私が使って感じたレビューとなります。
まず長所ですが、これまで述べてきた「製品の特徴」の恩恵を実生活でも十分に感じることができたことが最大のメリットかと思います。
充電回数が少なくて済む
スペックに偽りなく常時表示使用で約3日、バッテリーが継続。
Apple Watchだと1日少ししか持たないので、一日一回は充電するようにしていたのですが、結構充電を忘れます。汗
レビューにあたって、一定期間QS40を使用した後、Apple Watch SEに戻してみたのですが、充電が思った以上に面倒に感じました。
一方、QS40はかなり電池が持つので「気楽に」使えます。
クラシックでフォーマルなデザイン
高級感のあるデザインでビジネスシーンにも適応。
私が本製品に関心を持った大きな要因は「デザイン」です。
本製品は定価は約1万円ですが、値引きやクーポン等で7,000円程度で購入圏内です。
7,000円でこのクオリティはシンプルに工業製品として驚きです。
QS40は嫌味のないスッキリと上品なデザインであるため、広い服装にマッチでき、「気軽に」導入しやすいスマートウォッチと言えると思います。
常時表示ディスプレイ
常時表示ディスプレイが便利。
表示されるのは時刻・日付・曜日と最低限ですが、かなり便利です。
私は外出先の隙間時間、iPhoneで動画を視聴するのですが、全画面表示だと時刻表示が消えます。
その際、常時表示の無いApple Watchだと、腕をクルッと動かすか画面をタップしなければならないので結構面倒です。(ちょくちょく時刻は確認するので。)
QS40は常時表示できるので、あたかもアナログ時計を使っているフィーリングです。
使い方としては、常時表示がベースだと考えて、多様な情報を見たい時だけ手首をクルッとしてマルチファンクションのダイヤルを表示する感じに落ち着きました。(便利)
軽量で疲れづらい
長時間装着していても疲れを感じない。
以前、シルバーのアナログ時計を装着していた際は、デクスワークをしていると重さが嫌で買い替えたことがあります。
QS40は外観から想像するより軽く、スペック上の重量も36gとApple Watchと変わりません。
実際、一日装着していても重さによる疲労感を感じることはなく、「楽」な使用感です。
ディスプレイが見やすい
スペック(インチ)はApple Watch SEより小さいはずですが、情報が確認しやすいと思いました。
文字が大きいのか、メニューがシンプルだからなのか、感覚的なものなので正直要因はわかりませんが、使い始めてすぐに視認性の良さを感じました。
高い防塵・防水性能
環境を気にして脱着せずに済むので「楽」です。
IP68の防塵・防水性能なので日常の生活域での使用なら全く気にせず使用できます。
例えば、洗い物、風呂掃除、庭仕事、子供と砂遊び、雨の移動など。
また、「腕時計」としては安価なこともあり、思い切った使用も気負いなくできます苦笑
アプリがシンプルで分かりやすい
スマホの専用アプリがシンプルで分かりやすい。
QS40は贈り物にも丁度良さそう…っと思う製品なので、万人への「分かりやすさ」を備えているアプリは強みだと思います。
いくつかスクリーンショットを掲載しておきます。
- メニューはシンプルで分かりやすい。
- QS40自体にはGPSが備わっていないので、スマホを介して計測。つまり、計測にはスマホも携帯する必要はある。
- 睡眠の計測、分析も行える。結果は概ねApple Watchと同じだし、この日は「眠りが浅かった」と感じた日。体感合ってる。
QS40 レビュー(短所)
一方で短所もあります。
Apple Watchユーザー目線で感じたことになりますので、初めてスマートウォッチを使う方は気にならないかもしれません。
限られたアプリ互換性
他社のスマートウォッチアプリが利用不可です。(LINEなど一部は可能)
特定のアプリに依存しているユーザーには不便です。
例えば、私はSpotifyで流し聴きしている時に、気に入った曲はApple Watchでお気に入りボタンを押す習慣があったので、不便に感じてしまいました。
バイブレーションの音が大きい
Apple Watchより音が広がります。
オフィス程度の環境だと気にならないと思いますが、音の少ない環境だと「ブーン」っという音が目立ちます。
バイブレーションから通知が若干遅れる
私はスマートウォッチが振動してからすぐに腕を確認するのですが、数秒経ってから通知が来るため、少し焦ったく感じてしまいます。
iPhoneとサードパーティー製のスマートウォッチの仕様の関係で難しいかもしれませんが、QS40が振動したと同時に通知画面が表示されるとより良いのでは思います。
日本語に対応しきれいていない箇所有り(アプリ)
稀に中国語?が出現することがあります。
漢字の雰囲気でどことなく分かりますが、例えばQS40をプレゼントした際を考えると日本語に完全に統一されていると満足度が上昇するかと思いました。
充電ケーブルが専用品
充電は付属のケーブル(USB-A to 専用端子)専用になります。
私は寝室・リビングの2通り、充電することがあるので汎用性の高いケーブルだと助かります。
金属ベルトの調整幅・調整方法
私はかなり痩せ型で、リストも細いです。
金属ベルトは限界まで幅を狭くして使いましたが、それでももう一段狭くしたいと思いました。
また、調整方法が分からなかったのでWEBで調べましたので、説明書と一緒に調整の方法を記したカードなどがあると良いかと思いました。
Apple Watchに慣れているとApple Payが無いことに不便を感じる
これは、Apple Watchの専売特許ですので仕方ありませんが、注意事項としてお伝えしておく必要があります。
しかし、SuicaやQUICPayを使える Apple Watchがあまりにも便利ですので、Apple Watchから乗り換えると最も違和感を感じる部分です。
総評(コストパフォーマンス)
FOSMET QS40は、コストパフォーマンスが素晴らしく、常時表示ディスプレイやバッテリーの継続時間など、 Apple Watchを上回っている部分すらあります。
デザインも秀逸で、TPO・服装を選ばず使え、尚且つ「気楽感」があるのも長所です。
多少欠点はありますが、価格から考えると十分許容できる範囲です。
これらを踏まえて、「気負いせず使えるスマートウォッチ」として次の方にオススメできる商品です。
- アナログ時計からスマートウォッチ入門
- ビジネスシーンやフォーマルな場面でも使えるスマートウォッチを探している
- コストを抑えながらも上質な製品が欲しい
- Apple Watchほど多機能出なくてもよい
このほか、限られた予算でアナログの腕時計を探しているがアナログであることにこだわりはない方、も試してみても良いかと思います。
- 充電回数が少なくて済む
- クラシックでフォーマルなデザイン
- 常時表示ディスプレイ
- 軽量で疲れづらい
- ディスプレイが見やすい
- 高い防塵・防水性能
- アプリがシンプルで分かりやすい
- 限られたアプリ互換性
- バイブレーションの音が大きい
- バイブレーションから通知が若干遅れる
- 日本語に対応しきれいていない箇所有り(アプリ)
- 充電ケーブルが専用品
- 金属ベルトの調整幅・調整方法
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期間 | 2024年 7/2〜10/1 | 終了時間なし |
割引率 | 10%OFF | 10%OFF |
クーポンコード | TOMUTOMU | TOMUTOMU |
割引対象 | FOSMET全製品 | 公式サイトに掲載されているすべてのスマートウォッチ |
まとめ・謝辞
今回のレビューでは、FOSMET QS40の特徴、長所、短所についてご紹介しました。
クラシックなデザインと多機能性を兼ね備えたこのスマートウォッチは、幅広いユーザーに対応できる優れた製品です。
ここ最近、中国の新興企業の製品、コスパが圧倒的で驚いています。
実は、使い始めは疑心暗鬼なのですが、使ってみると「コンセプトがはっきりしていて抑えるところはしっかり抑える」良いプロダクトが多いのでハマっています。
今後も気になる製品やアプリがあればレビューしたいと思いますので、この記事が参考になりましたらXのフォローいただけると幸いです。(記事の更新をポストします。)