こんにちは、 ”とむ(@tomu_apps)” と申します。
最近、身の回りの機器がワイヤレス化してきて、数年前より遙かに便利な生活になってきましたね。
一方で、利便性と引き換えに機器が増えていくと困った事態となることがあります。
「バッテリー管理」です。
スマホ、タブレット、PC、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ…これらは定番として、私の場合自転車のライトや電動マッサージガン、アロマポット、マイクロスコープ付き耳かきなんかもUSBで充電します。
これに加えて、USBから電源を取るものとしては子持ちの旅行で大活躍のFireStickなんかもあります。
パッと思いつくだけで、USBからの給電が必要な機器はこれだけあり大型家電を除けばほぼ全ての機器といっても過言ではありません。
今回は、USB給電時代の生活を助けるアイテムとして“VOLTME”ブランドとして展開されているUSB充電器“Revo 30 Duo”とシリコンケーブル“PowerLink MOSS”について紹介します。
発売元・商品ページ
発売元の“VOLTME”は、“Voltnex Innovations Technology Co., Ltd”が2021年7月に設立したブランドで、本社は中国の深センにです。
歴史が浅い…っと思いきや、充電分野で20年以上の実績を持つ製造元で、調べてみると日本の大企業に製品を卸している情報もありました。
つまり、長い間蓄積した製造のノウハウを生かして設立したブランドですので、高いクオリティが期待できます。
公式サイト
Amazon”VOLTME”ストアページ
製品概要
2024年2月時点、Amazonの取扱ページのデータを元に主要スペックを表にしました。
なお、掲載している内容は私が購入時に重要視しているスペックです。ですので、少し独自性があるかもしれません。
Revo 30 Duo:USB充電器
安価、小型・軽量、USB-C+USB-Aの2ポート、最大30w(PD:パワーデリバリー)給電が特徴。
安全性についてもPSEマーク(ひし形)※を取得済み。
Amazonの商品ページはこちら。
※ 電気用品安全法の基準を満たした電化製品。PSEマークは丸形とひし形の二種類があり、特に安全性を重視する種類の製品に付されるひし形は第三者認証機関(登録検査機関)の認証が必須。
Revo 30 Duo | 他社A | 他社B | 他社C | |
---|---|---|---|---|
発売 | 2022年11月 | 2021年7月 | 2022年9月 | 2022年11月 |
価格 (直近Amazonセール) | 2,376円 (1,682円) | 1,690円 (1,430円) | 3,490円 (2,790円) | 3,828円 (3,380円) |
ポート | USB-C:1口(30W) USB-A:1口(15W※) | USB-C:1口(20W) | USB-C:1口(30W) | USB-C:2口(30W) |
寸法 (cm) | 51.084 cm3 (4.3×3.6×3.3) | 27 cm3 (3x3x3) | 28.835 cm3 (2.85×2.85×3.55) | 48.024 cm3 (4.6×3.6×2.9) |
重量 | 55 g(実測) | 31.75 g | 40g | 78 g |
備考 | プラグ折りたたみ 2ポート使用時は計15W | プラグ折りたたみ | プラグ折りたたみ 2ポート使用時は計40W |
PowerLink MOSS:シリコンケーブル(USB-A to USB-C)
柔らかくて曲がりやすくからみずらいのが特徴。
2,5000回の折り曲げテストを行っており、柔らかいのに高耐久。
比較表は「1m・シリコンケーブル・USB-A+USB-C」の製品で作成しました。
Amazonの商品ページはこちら。
VOLTME | 他社A | 他社B | |
---|---|---|---|
発売 | 2022年11月 | 2021年12月 | 2022年3月 |
価格 | 990円 (841円) | 1,380円 (1,242円) | 990円 (841円) |
データ転送 | 480Mbps | 480Mbps | 480Mbps |
重量 | 33 g(実測) | 40 g | 50 g |
備考 | 長さ:1m、2m 全5色 | 長さ:1m、2m 全8色 | 長さ:1m、全4色 |
レビュー:良かったところ
では、実際に1か月程度使用して、どうだったのかレビューしていきます。
まず、良かったところです。
簡潔にまとめると、充電器・ケーブル共に「質感、スペック共に圧倒的コスパ。」です。
詳細に見ていきましょう。
Revo 30 Duo:USB充電器
高級な外観と手触り
縁はしっかりと丸みを帯びつつも、プラグ面は安定性を高めるため平面、継ぎ目が見えないようにかつワンポイントになるように光沢のあるシーリングが施されています。
筐体のブラックはつや消しのブラックに細かなラメ材が含まれていて河原の小石のようにつるんとしていて、プラグも若干マットな雰囲気。
VOLTMEのロゴや模様も彫り込み・凹凸でさりげなく配置されており引き算系のデザイン。
この価格に対して、一切手抜きを感じないどころか、むしろ高級感を感じます。
公式ページやAmazonに掲載されている写真よりも、実物の方が圧倒的に良く提供を頂いた製品を開封して驚きました。
小型、軽量なのに最大30W給電(MacBookも充電可)
“Revo 30 Duo”はUSB-C単ポートの使用であれば30Wの給電が可能。
iPadやMacBookだって充電できます。
外出の際はお守りがてらバックに忍ばせても、小型・軽量なので邪魔になりません。
自宅では小型なのを生かして、小物置きに置いておいて使っています。
ゴロゴロする際は純正MagSafe充電器と一緒に持ち運んでいます。
有ると助かるUSB-Aポート
極力USB-Cポートに統一していこうとしている私でも、USB-Aポートを使う機会は希によく(?)あります。
特に”microUSB”を使うときです。
わざわざUSB-C+マイクロUSBのケーブルは購入したくないので、大概は製品付属のUSB-A+マイクロUSBのケーブルを使っています。(付属品のケーブルを使っている方、結構多いのではないでしょうか?)
私はFireStickやロジクールのマウスMX ERGO、あとは自転車のライトで使っています。
先日、家族でホテルに宿泊した際はUSB-A→マイクロUSBでFireStickに電源を供給できます。
USB-C→MagSafe対応充電器でiPhoneを充電しつつテザリングの親機にする運用で活躍しました。
発熱が少ない
最大給電の30Wの出力中に触っても暖かい程度で、気になるほどの発熱はありません。
機器によっては結構な発熱を生じるものもあり、その熱で発火するもので無いにしろ心配になりますよね。
本機の発熱は抑えられていて優秀です。
PowerLink MOSS:シリコンケーブル
デザインが秀逸
比較的値段が高めのケーブルでもスパッと角が切ってあったりするものがありますが、VOLTMEのケーブルはしっかり加飾されていて安価どころか高級感を感じます。
また、持ち手にさりげなく凹があり、特にUSB-Aでは裏表が判断しやすくて助かります。
さらに、付属しているマジックテープもふわふわ系で手に刺ささりません。乾燥肌や水仕事が多い方など、皮膚が割れがちな方にはすごく助かるのではないでしょうか。
60Wのケーブルと100Wのケーブルが「さりげなく」見分けが付く
これだけスッキリと上品なデザインに「100W」なんてプリントしてあったらどう考えても悪目立ちします。
しかし、見分けが付かないと不便。
本機では、USB端子の内部が紫色が100W、黒色が60Wです。
一貫してシンプルで上品なデザインの姿勢、すごく好みです。
レビュー:気になったところ(要改善点)
ここまで、良かったところを述べてきました。
熱の入れ用のとおり、大変良い製品です。
しかしながら、少し気になった部分もあります。
Revo 30 Duo:USB充電器
USB-Cポートで高出力の給電を行うと音が気になる
オフィス等騒がしい中では気になりませんが、寝室や自室等の静かな環境では「チッチッチッ」という音が耳に付きます。
USB-AポートやUSB-Cポートでも出力が低いときは音が気にならないので、高電圧の制御に伴って音が生じるのでしょうか?
静かになるとより一層、高級感を感じられて質感が向上すると思います。
2ポート使用時の給電能力が低い
最大出力は「7.5kw+7.5kw」で合計15kwです。
iPhoneとワイヤレスイヤホンもしくはApple Watchを同時に充電したいことってありませんか?
私は入浴するときにこの組み合わせでよく充電します。
この際、給電能力は次のようになります。
USB-C → iPhone(13 Pro):7.5kw
USB-A → ワイヤレスイヤホン(低電流)・Apple Watch:約1〜3kw
大体30分くらいの入浴時間だと、iPhoneの充電があと一声欲しいのが本音です。
価格的に考えてしょうがないとは思いますが、ライフスタイルの的には少し価格が高くなってでもUSB-C側の給電が15Wを超えるとより満足度が向上すると思います。
ちなみに、同等程度のサイズの製品で「2ポートとも」出力を確保したものはAmazonのセール価格ベースで”Revo 30 Duo”の2倍近い価格となっています。
PowerLink MOSS:シリコンケーブル
他社製品より若干堅さがある
単体の使用では気にならないほどですが、他社の製品と合わせて持ち運んでいたときに堅さを感じました。
私はケーブルを写真のように束ねて鞄にしまうのですが、少し堅さがあって他社製品より少し束ね辛かったです。
比べてみると、ケーブルよりほんの少しだけ太さがありこれが堅さの要因ではないかと思います。
差し込みのしっかり感が結構強い
機器への接続がしっかりしている分、差し込む力も相応に必要です。
ケーブルの抜き差しは頻度が高いので、楽に出来るように個人的にはもう少し柔らかくても良いのではと思いました。
使っているうちにこなれてくるかもしれませんので、様子見です。
総評・コメント
総合的点です。
点数は直近のAmazonセール価格を基礎価格とし、対する満足度で評価しました。
“Revo 30 Duo”
圧倒的コスパ(この価格で30W・2口・プラグ折りたたみ)と同価格帯の製品を圧倒する上品なデザインを評価。安価なのに高級感があるのは凄い。
少し気になる高出力時の音が小さくなれば…という改善の期待を込めて★4.5。
- 高級な外観と手触り
- 小型、軽量なのに最大30W給電(MacBookも充電可)
- 有ると助かるUSB-Aポート
- 発熱が少ない
- USB-Cポートで高出力の給電を行うと音が気になる
- 2ポート使用時の給電能力が低い
(5) 期待超えの満足感。探している仕様を満たしていたらポチって間違いなし。
(4) 期待通りの満足感。少し気になる欠点はあるかも。
(3) 概ね期待通りだけど、待てるなら改良版を待ちたい。
(2) 使えるには使えるが不満は多い。オススメし難い。
(1) 使えないことは無いけど、活躍の機会はかなり限定される。
(0) ほぼ不良品。
“PowerLink MOSS”
こちらも圧倒的コスパと同価格帯の製品を圧倒する上品なデザインを評価。安価なのに高級感があるのは凄い。
少し堅さがあるのがネックだが、これが改善されたら敵無し。
- デザインが秀逸
- 60Wのケーブルと100Wのケーブルが「さりげなく」見分けが付く
- 他社製品より若干堅さがある
- 差し込みのしっかり感が結構強い
(5) 期待超えの満足感。探している仕様を満たしていたらポチって間違いなし。
(4) 期待通りの満足感。少し気になる欠点はあるかも。
(3) 概ね期待通りだけど、待てるなら改良版を待ちたい。
(2) 使えるには使えるが不満は多い。オススメし難い。
(1) 使えないことは無いけど、活躍の機会はかなり限定される。
(0) ほぼ不良品。
最後に
いかがでしたでしょうか。
執筆していて、改めて良い商品だと感じました。
ここまでゴリ押しすると反って怪しいですが、価格も安価なので騙されたと思ってセール時に購入してほしい製品です。
私自身、VOLTMEのブランドが気に入ってしまい、このほかの商品も物色中です汗
本記事がみなさまのためになれば幸いです。