この記事を読むことでCIOの新旧USB充電器(NovaPort・LiNob)の違いが分かります。
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USB充電器と言えば”Anker”が王者ですが、最近CIOの製品が「高出力・小型・軽量・安価」ということで注目を集めています。
大変人気な状態で、2022年7月のAmazonプライムデーではお一人様一点限りとなっていました。
新型(NovaPort)については、プライムデー終盤に注文した場合、半月以上経過しないと発送されない状態です。
私は充電器が足りていなかったことこら、複数欲しかったのでCIOのUSB充電器の新旧2種を購入しました。
「最新版で軽量だけど発送まで時間がかかる新型(NovaPort)」と「価格が若干安価で即日発送される旧型(LibNob)」を比較し、「新型(NovaPort)にこだわる必要があるのか」考えてみました。
製品のメーカー”CIO”について
2017年に設立された日本の企業です。
業務内容は、2022.8.10現在次のとおりとなっており、公式サイトを閲覧すると製品の殆どは電源周りでUSBの出力的にMacBookレベルのPCまで対応しています。
- スマートフォンアクセサリ関連を中心としたデジタル製品の企画・開発・販売 及び ECサイト運営
(楽天市場/Yahoo!/Amazon/米Amazon) - 卸販売(実店舗)
新旧仕様の違い
今回比較するのは下表の2機種。
赤字部分が違いです。
新型(NovaPort)の方が下記の点で優れていますね。
- サイズが小さい
- 軽い
- PPS対応(下記参照)
新型 | 旧型 | |
---|---|---|
製品名 | CIO NovaPort TRIO 65W | CIO LilNob PD3.0 65W |
サイズ | 約59 x 43 x 28mm | 約66×41×30mm (クレジットカード約半分) |
重量 | 約92g | 約110g |
充電規格 | PD3.0 / PPS / QC3.0 | PD3.0 / QC3.0 |
価格(税込) | 5,990円 | 5,478円 |
公式ページ | 新しいタブで開く | 新しいタブで開く |
Amazon | 新しいタブで開く | 新しいタブで開く |
PD(Power Delivery):
「大量の電気を送り急速充電を可能とする」規格
→ 送られてきた電気の不要な分を、受ける側の機器で捨てる。これで必要な電力量に調整する。
PPS(Programmable Power Supply):
「送る側の機器で最適な電気の量に調整する」ことができるもの(PDのオプション規格)
→ 予め必要な電気の量に調整できるため、機器側の負担が少ない。
PD充電器を使う際の注意点
PDの充電器を使う際はPD対応のUSBケーブルを使う必要があります。
水だって沢山流す時には太いホースが必要ですよね。
電気でも沢山流す時には相応のケーブルが必要です。
例えば、王道のAnkerの製品だと100wまで対応しているケーブルがありますね。
両製品の比較 ー使用感の違いー
では、実生活において違いを感じることはあるのでしょうか?
違いを感じることがなければ、少しでも安価でも安く買いたい場合、どうしても即日欲しい場合などは旧型(LibNob)を選択するのもアリですよね。
私が両方を使ってみて感じた違いを列挙していきます。
1.重さの感じ方
スペック上の重さは新型(NovaPort)の方が軽いのですが、商品を単体で持ちどちらが持ちやすいかと言われると旧型(LibNob)だと感じました。
旧型(LibNob)はプラグ側に明らかに重心があるため持った時に安定しますが、新型(NovaPort)は全体的に均一ではっきりとした重心が感じられないからだと思います。
しかしながら、バックに入れる場合等は新型(NovaPort)の方が絶対的な重量から軽量である新型に軍配が上がります。
バックの重量は「塵も積もれば」ですから…
帰宅時の疲労感が違うよな。
2.外観
新型(NovaPort)の方が綺麗にまとまったデザインをしており、旧型(LibNob)はどこかラボから持ち出したような感じがあります。
具体的には、
- 新型(NovaPort)は若干丸びを帯びいる
- エンボス加工
可愛らしい印象
- 旧型(LibNob)はくびれた形状
- 一部でピアノブラックのような光沢のある部材
ソリッドな印象
を受けます。
USB口も新型(NovaPort)はパープルに塗装されて洒落ていますが、旧型(LibNob)は無塗装で無骨な印象です。
個人的に持った印象をしては、女性はほとんどの方が新型(NovaPort)が好み、男性は7:3くらいで新型・旧型の好みの比率なのかなと思いました。
スケルトンデバイスが好みの方は恐らく旧型(LibNob)が好みです。
ちなみに、5歳の息子は新型(NovaPort)の方がカッコいいようです。
CIOのロゴのピアノブラックっぽい加工がポイントだそうです。
3.軽量”感”
約18gの差なので、重さの違いを体感することはありません(汗
気持ち的に”軽い”と余裕感を感じる程度です。
私はボディーバックやバックパックに直接放り込んでいるので違いは感じないのが正直なところです。
しかし、ガジェットポーチ等の小さい収納アイテムに入れる場合は小型化しているので確実に空間に余裕はできると思います。
なお、USB-Aが不要な方はUSB-Cが2ポートのみの「NovaPort DUO 65W」、1ポートのみでよい方は「NovaPort SOLO 65W」という選択肢があります。
調べていて気が付いたのですが、各モデルで重量はほとんど変わらないんですね。
TRIO(USB-C×2 USB-A×1)
92g
DUO(USB-C×2)
95g
SOLO(USB-C×1)
90g
意外とDUOよりもTRIOの方が軽いのな。
結局どちらがオススメなのか
“特別な理由”がない限り、新型(NovaPort)をオススメします。
価格差は約300円であり、2022年7月のAmazonプライムデーでは発売された新型(NovaPort)も旧型(LibNob)と同レベルの値引き対象でした。
しかしながら、お一人様一点限りであったため、私は双方購入しました。
持ち運び用のものと自室用を双方探していたので、私は新型(NovaPort)を持ち運び用、旧型(LibNob)を自室用として使っています。
購入数量制限があって2つ以上の充電器を探しているか、極端に旧型の値引きの方が大きい場合、旧型も選択肢に入れていいと思います。
いや、お前、最初間違えて旧型購入したからって、焦って新型購入してただろ。
余計なこと言うなよ…
どこで購入するのが一番オトクか
Amazonのセールが値引き率も凄まじく、ポイント加算も考慮すると最も良いと思います。
下記は2022年7月のAmazonプライムデーのセール価格です。
割引率がかなり高いので、購入するなら急ぎでない限りセールを待ちましょう。
余談
2022年7月のAmazonプライムデーの際、私の購入した「CIO NovaPort TRIO 65W」はプライムデー終了後の7月18日に購入がキャンセルされるトラブルがありました。
これに対し、キャンセルされた購入者に対してCIO社はAmazonプライムデーの価格で購入できるように措置してくれています。
キャンセルがあった直後にTwitterにて連絡しましたが、迅速にご返答いただきました。
トラブルの際は不安になるものですが(今回は事故というわけではないですが)、迅速に返答をいただけたので安心しました。
まとめ 新型(NovaPort)・旧型(LibNob)どっち買う?
執筆日(2022年8月時点)でCIOのUSB充電器を購入する際は、価格差が少ないため新型(NovaPort)が良いのではないかと思います。
今回紹介した機種は3口タイプの「CIO NovaPort TRIO 65W」でしたが、口の数は様々です。
しかしながら、案外重量に変わりは無いため、極力口数が多いものが良いのではないでしょうか。
また、急いでいないのであれば、Amazonのセールを待つのが最も経済的になるかと思います。